最近、子供と海苔について思う事があります。
ボクには2才と4才の子供がいますが、海苔が好きなようで、
海苔ばかり食べています。
しかし、どのような海苔でも食べるのかというと、そうではありません。
海苔によっては、「おいしくない!!」と、その場にポイっと捨てられる
事もあります。
実はそのような海苔は、出来が悪いのです。そのかわり、良い海苔は、
ずっとずっと食べています。子供の味覚は正直です。
うちの海苔を買った人にもよく「子供が好きなんです」とか、「子供が
1日で全部食べてしまって・・・」なんて話をよくしてくれます。
先日小学生への授業をしていても、
「海苔好きな人は手を挙げて〜!」
というと、ほぼ全員が好きと言ってくれます。ボクは正直驚きました。
子供はこんなに海苔が好きだったのかと。生産者の僕たちがそのように、
直接食べてくれる人の声を聴ける機会をもっと増やしていくべきだと、思い
ました。
また、小学生のみんなに「どのように海苔を食べていますか?」と質問
すると、その家庭毎に生産者が想像もしていなかった海苔の食べ方が多く、
その度に発見があります。今まで生産者は、良い海苔を作るのに力を注いで
いて、そのような声を拾い上げられていなかったのだと思います。
子供達との交流で、僕たち若手生産者がやるべき事が、また1つ出来ました。